まずはヨガについて知りましょう
ヨガの基礎知識
健康志向が高まっている日本において、スポーツジムやフィットネスクラブは全国各地にたくさん存在します。
そんな中でも若い女性を中心に大人気なのがヨガです。どこのスポーツクラブでもヨガ系のプログラムには力を入れており、人気が集中して予約が取りにくいところもあるそうです。
そもそもヨガというのはスポーツではなく、古代インドで生まれた宗教的行法です。行法とは法律を執行すること。
宗教的な行法とは宗教上の法を執行→戒律を守る・・・要するに修行をするということですね。
修行をすることで心身を鍛錬し、最終目標である輪廻転生からの解脱を目指すのがヨガの根本です。
ヨガはなぜ女性に人気?
そもそも宗教的行法だったヨガが、どうしてここまで世界的に広まったのでしょうか。今日のようなヨガスタイルが定着したのは1990年代に入ってから。
欧米で一つ一つのポーズ(アーサナ)を独特の呼吸法を合わせてとることに重点を置いたスタイルのヨガが大流行します。
単に身体を鍛えるだけのスポーツではなく、ヨガ独特の呼吸法を用いて精神面での健康まで考えられているという点が、
仕事や私生活で何かとストレスを抱えている現代人に受け入れられたのではないでしょうか。
特に、女性の社会進出が進み、仕事と家庭の両立で心身共に疲弊している女性にとって、気持ちよく身体を伸ばすストレッチをしながら、
深い呼吸で瞑想して気持ちをリフレッシュさせる行為が、目新しいスタイルとして広く支持を集めたと推察されます。
日本におけるヨガ
欧米で火の点いたヨガ・ブームは日本にもやってきます。日本におけるヨガの位置づけは健康体操の意味合いが強いです。
世界的に見ても長寿大国で、高年齢化が進んでいる日本では、若い女性だけでなく、60代以上のシニア世代に健康づくりの一環としてヨガを取り入れている人がたくさんいます。
地域の公民館やカルチャースクール、スポーツクラブなどでもシニア向けのソフトヨガ(比較的に簡単なポーズ・姿勢で行うヨガ)の教室が数多く開かれており、男女問わず盛況です。
また若い女性にもヨガを生活に取り入れるのがお洒落なライフスタイルとして支持されています。
各スポーツ用品メーカーからも可愛くてお洒落なヨガウェアが幅広く発売されているので、ファッション的側面からもヨガの人気がますます高まっているようです。
ヨガの中毒性
最初は「最近流行っているから・・・」という理由で軽い気持ちで始めたヨガに、気付けばどっぷりとハマってしまった、という女性は数多く存在します。そんなヨガの素晴らしさを多くの人に知ってもらいたいと、ヨガのインストラクターを目指す人が年々増えています。では、どうしたらヨガインストラクターになれるのでしょうか。次ページ以降で詳しく紹介していきます。